パソコンのセキュリティーソフトは色々ありますよね。
誰かにどれがいいか聞いてもみんなバラバラで、結局どれがいいのか分からないまま・・・。
それもそのはず、セキュリティーソフトは良い・悪いの他に、
その人にとって合う・合わないがあるからです。
じゃあ、自分にとってどれがいいのか。
どうやって選べばいいのかを書いていきますので参考にして下さい。
誰かにどのソフトがいいか聞いた時に、「絶対にこれ」「これはダメ」と言う様な事、良く聞きませんか?
確かにその人にとってはそうだったかもしれませんが、あなたにとってはそうではないかもしれません。
もし、変な固定観念を植え付けられているなら、まずその辺は忘れて下さい。
セキュリティーソフトと言えばウイルスの検出率を選択の指標にしている人も多いでしょう。
ただ、一概に検出率が高いから良いとは言えません。
もちろんウイルスそのものの検出率が高ければ高い方がいいのは言うまでもないのですが、
一般的に検出率が高い物になればなるほど誤検出も多くなります。
例えば高検出なセキュリティーソフトを使っていて、何かソフトをインストールしようとした時に、嫌と言うほど「ウイルスが検出されました!」と出てこられても困ります。
良く売れているソフトや大手、老舗などのソフトが意外に検出率が低いのはこのような要素があるからです。
つまり、検出率ではなく、検出精度を上げているためにデータベースから正確にマッチングしない場合は検出しない、と考えられます。
また、誤検出があればあるほどサポートへの問い合わせも多くなる為、人員経費削減の意味もあります。
特にこれは大手や老舗の場合に多いように感じます。
ウイルスの判定もメーカーによって違いがあります。
一般的にウイルスと認められるもの、危険な物はどのメーカーでもウイルスとして検出しますが、
そうでない物はメーカによって多少の差があります。
例えば、ワンクリック詐欺系の「○月○日までに振り込んで下さい」と言ったウィンドウが出たまま消せない、
消してもまた出る、プログラム自体を消してもすぐにコピー復活される、といった物は特に判定がまちまちです。
まとめると、
・誤検出があっても自分で判断・対応できる場合は高検出な物
・あまりややこしい事はしたくないのであれば検出率はそれほど気にしなくても良い。
と言う感じです。
もちろん、検出率が低い物ほどリスクは高まると言う事は覚えておき、怪しいサイト、見た事のないサイトを見る時は気をつけなければいけません。
セキュリティーソフトは無料の物から低価格な物、高額な物と色々あります。
中身が同じであればもちろん無料の方がいいに決まってます。
そんなこと言ってたら高額な物が売れるわけもないし、会社が成り立たないですよね。
では、中身が違うということであれば、何がどう違うのか。
ほとんどの場合、高額であれば高機能である、と言えます。
分かりやすい機能で言えば、インターネットのウェブサイトを見ていて検出してくれる機能などです。
これは、データをロードした時点で検出するので、実行される前に停める事が出来ます。
この機能は無料の物で実装していないソフトもあります。
逆に有料の物では実装していないソフトはほぼありません。
こういった機能の差が無料・有料で出てくるので、
「自分はこういうこと多くするからこの機能を持ったソフトが必要」
「こういうことしかしないから、この機能だけあれば十分」
と言う選択の指標が出来ます。
とは言え、いちいちそんな事チェックしてられないと言う人も多いでしょうから、
名の通ったソフト
や
良く売れているソフト
を選んでおくのも悪くはありません。次項で少し触れておきます。
高機能なソフトを使うのに向いているのは、セキュリティーを高めたいと言うよりもむしろ、
細部の設定まで自分でやりたいと言う人に向いています。
セキュリティーソフトを使っていて困る事は多々あります。
すでに触れているような誤検出もそうだし、ゲームにログイン出来なくなったり、そもそもインターネットにつながらなくなったりです。
誰かに聞いてみたら、一度セキュリティーソフトを消したら?なんて言われて消してみようとしたらアンインストールに失敗したり。
こういった事は、高機能なソフトであればあるほど多くなります。
高機能である事から誰かに薦められて使ってみたらトラブルばかり、と言うのはよくあるパターンです。
前項で触れた名の通ったソフトや良く売れているソフトを薦めるのは、
トラブルシューティングがしやすい
からです。
多く使われているソフトであれば、あるトラブルが発生しても早い段階でその会社のサポート体制は出来上がるし、
ユーザーコミュニティーなどでもFAQとなる場合が多いです。
つまり、メーカーサポートで即答であったり、OKWAVEや知恵袋などですでに回答済みだったりします。
面倒を見てくれる人がいるならどうでもいい話かもしれませんが、
多くの人はそうではないし、最低でもPCの操作は自分でする事になるので
トラブルを解決しやすい、と言うのは検出率などと同じように十分選択する指標となります。
無料の物であればどうでもいいのですが、有料の物を買う時のポイントに少し触れておきます。
これは本人のやる気にもよるのですが、購入する時は
1年ライセンス版
をお薦めします。
1年使って、使い勝手などの他に感染率やトラブルの回数などを覚え(控え)ておきます。
そして、翌年にはまた違うソフトを使ってみます。
どうせパソコンは今後ずっと使っていくわけだし、早い段階で自分に合うソフトを見つけられるよう数年にかけて検証するわけです。
大手や名の通った物であれば3〜5個くらい試せば良いのではないですかね。
それで良さそうな物を見つけたら、あとは3年でも5年でもいいので長期ライセンス版を買うとお得です。
有料ソフトの場合、製品パッケージとダウンロード販売(DL版)がありますが、DL版の方が普通は得です。
多くの場合、パッケージ版を薦めているのですが、このサイトを見ている方の場合はDL版を薦めます。
簡単な話、ここを見ている人であれば、
・ダウンロードすることが普通にできる
・Webマネーやコンビニ決済が普通にできる
からです。
電子決済のやり方がわからない人も多いし、
リカバリーやOSの再インストールをして、元のデータが消えてしまった場合にどうしたらいいか分からない人もいます。
で結局またDL版買ったりするんですよね。
ライセンスキーさえ控えておけばソフト本体はまたDLすればいいだけだし、
キーが分からなくなってもちゃんとユーザー登録しておけば教えてもらえます。
そういった事の知識があり、自分で出来る場合はDL版の方が安いのでおすすめです。
困りそうであれば、CDやキーが手元に残るパッケージ版の方がおすすめです。
上で書いたように、1年おきに試しに買い換えるような場合はDL版にする事で費用を抑える事もできます。
 ウイルスセキュリティZERO 1台用 ダウンロード版
| 販売価格 \ 1,980 |
1台のみ 販売本数も多く有名。ソフト代のみで更新料が無料なのが人気の理由。「セキュリティーソフトを入れているにも関わらず感染した」という例が非常に多いが、ユーザー数が多いのも理由のひとつ。「これ入れるくらいなら無料でいい」と言う意見も多いが、製品版の場合ユーザーサポートが受けれる事がメリット。
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 AVG Anti-Virus 2011 1ライセンス 1年版
| 販売価格 \ 2,980 |
1台まで 有名な無料ソフト、AVG Anti-Virusの製品版。フリー版は古くからある無料ソフトで、当時としてはかなり使われていたが、動作が緩慢なこともあり、同じフリーのAvast!にシェアを食われてしまった。現在はスキャン速度や常駐において改善された為、過去に使った事のあるユーザーにはおすすめできる。フリー→製品版という流れでのユーザー獲得が多い。
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 Kaspersky Anti-Virus 2011 1年3台版 DL版
| 販売価格 \ 4,400 |
3台まで 日本国内での販売当初は強力な検出率から評判を上げた。「ガッチガチなセキュリティーでガッチガチにPCも固まる」という悪評もあり、一般ユーザーがうっかり入れて酷い目に合う事態に。現在は検出率と軽快さを両立させている為、多くの場合評判は良い。この商品も下記の方がおすすめ。
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 ウイルスバスター2011 クラウド 1年版 ダウンロード
| 販売価格 \ 4,980 |
3台まで 良くも悪くも有名なソフト。インストールしただけで総合的なセキュリティー対策が出来る割りにトラブルも少ない。反面、検出率は年々落ちてきていて、そこを指摘するユーザーがとても多いが、危険度の高いウイルスに関しての検出率は他の高検出を詠う物と比べても遜色ない。
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無駄に長々と書きましたが、ユーザーごとのおすすめを書いておきます。
・全然分からないので入れた後何もしたくない人
・ウイルスバスター2011 クラウド 1年版 ダウンロード
・触れるし、触りたい、自分で色々やりたい人
・ノートン インターネット セキュリティ 2011 1User 3PC 1YR
・丁度中間くらい
・ESET Smart Security V4.2 ダウンロード1年版
もちろん、G-DataやF-Secure、Kasperskyなどもそれぞれおすすめできる優良ソフトなので、1年間使ってみて評価して下さい。
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